VOATのカラオケ必勝法!!

歌が上手くなる豆知識
『母音および子音をつくる』

声に含まれるさまざまな周波数は、音質を豊かにするという他に、咽頭の内壁の微妙な動きと、舌の位置が周波数を変えて母音を作ります。さまざまな周波数帯が咽頭で吸収されたり、反響して母音として認識される音に加工されていきます。

一番明るい周波数を持つ母音が「EE(イー)」で、逆に暗い母音が「OO(ウー)」になります。よく母音の練習で「イー、エー、アー、オー、ウー」と発声するのは、明るい母音から順に、暗い母音に発声しているのです。

 

「OO(ウー)」

この母音に必要な、低い周波数を出すので、「ウー」で発声すると喉頭が下がり、喉が開きます。

【効果】

声を深くする。声が細いという悩みのある人はこの母音を利用して、喉頭を下げる練習をしましょう。

 

「AH(アー)」

喉を緩めて出す母音なので、舌と咽頭は弛緩します。

【効果】

この母音で音階を練習すると、喉の周りがリラックスした状態で発声を行えます。これができるようになると、全部の母音をむらなく歌うことができます。

 

「EE(イー)」

声帯が中央でぴったり閉じる発声なので、声帯の調整ができます。高周波数の共鳴を増幅します。

【効果】

疲れた声は、声帯が腫れて少し反り返ってしまいます。「イー」で高音から低音に軽く歌うと声帯の腫れを鎮めて中央でキチンと閉じるように調整してくれます。つまりクールダウンに最適な発声です。高周波数の共鳴を増幅するので、声をはっきりさせる効果があります。

*唇を使って母音を作ろうとすると、響きの方向がバラバラになり、響きに統一感がなくなってしまいます。無理に押し出すのではなく、喉の中でなるべく低い位置に響きを保つべきです。それができると対極の「イー」から「ウー」を切れ目なく歌えるようになります。

*子音は、喉頭から上がってくる息の流れを使って、唇と舌で作られる「ノイズ」です。母音の最初、真ん中、最後に置かれることで、音を言葉に近づけます。

 

有声音の子音

N(ナ行)、M(マ行)、Y(ヤ行)、W(ワ行)で音程を持っています。

 

無声音の子音

K(カ行)、S(サ行)、T(タ行)、H(ハ行)で音程は持っていません。

*有声音から母音に移る際は、続く母音の音程を、子音で正確にとっておかなければいけません。

*  破裂音「B(バ行)、P(パ行)など」は正しい発声の技術を身につけないとマイクを「吹く」ことがあります。マイクの当て方(角度)を変えればいいのですが、できれば技術を会得しましょう。

喉頭で作られる唯一の子音は、H(ハ行)です。声帯が離れて、息が通る時に出ます。H(ハ行)の発声練習は喉頭の筋肉を鍛える効果があります。

 

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