VOATのカラオケ必勝法!!

歌が上手くなる豆知識
呼吸のプロセス

ここでは肺が空気でいっぱいになって行く過程を説明します。

 

1,肺は自分自身で空気を運び込むことは出来ません。呼吸にさいして活躍するのは、横隔膜とその周辺筋肉です。

横隔膜はドーム形をしていて、肺の真下で身体を半分に分けた形になっています。胃の前面にある筋肉群とは違い、脳からの信号で横隔膜に収縮を命令します。

すると肺が空気で満たされるように下に下がって場所をあけます。横隔膜が収縮すると平らになり、胃などの消化器官系を下へ押しのけます。お腹が出るのは押しのけられた消化器系の器官です。

むりやりお腹を膨らませようとして胃の前面にある筋肉群を使うと横隔膜はかえって自由を失って充分に働けません。

 

2.横隔膜ができる限り平らになると胸郭が広がります。肋骨が動くのですが、肋骨の一つ一つの間にある肋間筋がその運動を制御しています。

息を吸う際は肋間筋は肋骨を持ち上げる動きをします。胸部の下半分はひろがりやすく出来ていて身体の両側にひろがり、空気を吸い込もうとします。上半分は少し堅く、上向きに動いて空気を吸い込みます。

 

3.肺を更に広げるには肩を持ち上げることになります。肩周辺の部分の骨は動くために筋肉を必要とするのですが、この部分の筋肉を動かすと、喉頭部分の自由がなくなり、首も緊張するため良い発声が出来ません。

肩があがると末梢神経から脳に吸気をやめるように合図します。肩が上がると最大肺活量に達したとみなして身体は呼気に移ります。

この時横隔膜も末梢神経に反応して下がらなくなります。

 

4.横隔膜の運動が肺活量の60%を作り、肋骨の拡張が30%、残りの10%が肩を上げることで得られます。

 

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